IIJmio meeting 11 Report

【IIJmio meeting 11 Report】「HLR/HSSの開放」と「音声通話プランの低廉化」は無関係?!

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IIJが開催するユーザー参加型のセミナー「IIJmio meeting 11」に初めて出席してきましたので、当日の様子などを紹介したいと思います。

「IIJmio meeting 12」以降に参加されることを検討する際の資料となれば幸いです。

IIJは、IIJmio(アイアイジェイミオ)という(MVNO)格安SIM事業者のサービスを展開している事業者です。

東証1部に上場をしている会社で、法人向け主体のサービスを展開しており、売上構成はネットワークサービスが5割以上、システム構築が4割以上となっています。いまホットな事業としては、MVNO、クラウド関連、セキュリティ関連です。

そんなネット草分け的な企業がMVNOを理解し広めるために開催しているのが「IIJmio meeting」です。

「IIJmio meeting 11」トピック

参加者

2016-04-10_1035

ATNDより

212名の参加です。実際にはキャンセルせずに不参加となった人もいると思いますが、200名前後はいたでしょう。

 

募集・募集詳細等

ATNDで参加申し込みや募集説明などが行われましたので、リンクを張っておきます。

https://atnd.org/events/75832

 

セッション

  • IIJmio動向
  • みおふぉん教室
  • MWC2016レポート
  • HLR/HSS開放について
  • Twitterからの質問への回答
  • 会場からの質問への回答

 

その他

  • ミネラルウォーター・クッキーをプレゼント
  • スマホを5台プレゼント(参加者全員で抽選)
  • デモ機やデモSIMカードを体験できるブース
  • ネットでも中継あり
  • 大阪会場もあり(別日)

 

「IIJmio meeting 12」以降に参加を検討している方へ

今回だけなのかもしれませんが、初心者の方やこれからMVNOをはじめようと考えている人はメリットが少ないように感じました。

また、ネット中継もありますので、それで十分です。

話される内容を詳しく知りたい方、IIJの社員に質問したい方、スマホプレゼントに応募したい方などは参加されるとよいと思います。

あとは、私は投資家でもあるのですが、IIJに投資を考えている方も参加するとよいと感じました。Twitterでの質問などに佐々木さんが中心で答えていくのですが、企業文化というか事業の考え方が、すごく伝わってきてIRとは違ったものを得ることができます。

これまでは投資家としては、全くIIJに興味がなかったのですが、少し調べてみようかと思ったほどです。(非公開情報が得られるというわけではなく、働く人の考え方が得られる点が良いということです)

 

セッションの内容と感想

  • IIJmio動向
  • みおふぉん教室
  • MWC2016レポート

上記のセッションついては、資料を見るだけで良いです。記事の一番下に資料を張っておきます。

MWC2016レポートは、海外の動向などですが、eSIMとValueSIMに関する製品やサービスが世界で話題となっていることと、5Gに関することです。

格安スマホを使う側としては知らなくてもよいことですし、そもそもeSIMは日本では使うことはないと思っています。

 

HLR/HSS開放について

 

私が参加した目的である「HLR/HSSサーバー開放について」です。最近、「MVNOが音声通話でキャリアと対抗するにはHLR/HSSサーバーの開放が必須」と言われることが多く、いろいろと本などを読んで調べていたのですが、何故そうなのか分からないままとなっていました。

使う側としてはサーバーのことなど知らなくてもよい情報なのですが、格安スマホのデメリットとして挙げられる「通話料」に関して改善できるかもしれないとして、とらえていました。

私の疑問点などは、セミナーを聞いてスッキリ!

「音声通話の低価格化=HLR/HSSサーバー開放」は誤りということでした。

 

HLR/HSSサーバーとは?

利用者を管理しているもので、その人(SIMカード)の契約は有効であるか、データのみ・SMS付・音声通話付であるか、その人(SIMカード)がどの位置に居るのかなど、色々な顧客情報を記録し管理しているものです。

SIMカードには、認識番号が記憶されていますので、その番号をHLR/HSSサーバーにおくり判別しています。(関連:SIMカードに記録される重要な番号

 

開放とは?

いまはMVNOは、キャリア(ドコモなど)のHLR/HSSサーバーを使っています。

HLR/HSSサーバーは条件を満たせば貸出(アンバンドル)さないといけないようになっていますが、いまのところ貸出した実績はないようです。

キャリアが貸出すことに難色を示していることは聞こえてきますが、そもそもMVNOが貸出してほしいと要求していることも多くはないようです。(日本通信はソフトバンクに要求しているとの報道があったように記憶しています)

 

HLR/HSSサーバーを開放することで何ができるようになるのか?

MVNOはSIMカードを独自に調達・発行できるようになります。また、どの通信事業者を選ぶのかMVNOが決めることができるようになり、サービスをデザイン(選択)できるようになります。

例えば、データ通信の部分はドコモの土管(通信網)を使い、音声通話は他の安い事業者を使うことができるようになります。

そのため、「MVNOが音声通話でキャリアと対抗するにはHLR/HSSサーバーの開放が必須」と言われているのだと思います。

 

「音声通話の低価格化=HLR/HSSサーバー開放」は誤り

上述のため、一見すると音声通話が安くなりそうですが2つの疑問が残ります。

  • サーバーの取得と管理の費用。莫大ならば、結局、音声通話料に上乗せされて、それほど安くならない。
  • そもそも音声通話を提供できる通信事業者はキャリア(ドコモなど)以外に有力なところはあるの?

SIMカードを発行できてサービスをデザインできるようになっても、それにかかる費用と選択肢を考慮すると、「音声通話の低価格化=HLR/HSSサーバー開放」とはならないです。

 

なぜ、このような誤りが生まれたのか?

おそらく総務省で行われた携帯電話料金のタスクフォースで、日本通信が提出した資料から情報を得て、発信者が記事を書いていることが原因なのかもしれません。

【日本通信の資料(総務省)】
http://www.soumu.go.jp/main_content/000383054.pdf

「MVNOに課せられている技術的制約」、「技術的制約が解けたら実現したいサービス例」と書かれている箇所です。

 

日本通信は、1990年ごろにイギリスにあったMVNOの仕組みを日本にはじめ取り込んだ企業です。取り込んだ後もキャリアとの戦いで訴訟をしたり、そもそも日本にMVNOが浸透しなかったりと苦労をしていたのですが、やっとMVNOが日本に浸透してきました。

その流れで、日本通信は、さらにMVNOを本格化させるために「技術的制約」を取り払いたいと考えているのだと思います。

でも、今回の話を聞く限りは、「技術的制約」を取り払っても、現時点では、それが音声通話の低廉化とイコールではないことが分かります。

 

Twitter・会場からの質問

Twitterで60問ほど、会場から10問ほどの質問や要望がありました。質問の内容と受け答えが、すごく面白かったです。

「通信速度が遅い」というものが、かなりの数を占めるのだろうと思いましたが1つもなかったです。

ちょっと残念だった情報があり、「〇〇ブログというブログで、格安スマホへの乗換えコンサルを〇円でやっているけど、どう思いますか?」というものがありました。

そのあと、当該ブログを確認しましたが本当にあるようです。ブログの記事の内容も「あかんやつ」で、そんな人がコンサルして乗り換えた人はどうなるのだろう・・・・。

[aside type="normal"]格安スマホで不明な点、選び方が分からないとき、1人では不安を覚える方は、当サイトのお問い合わせから送信ください。もちろん無料で可能な限り回答させていただきます。
(当サイトはアフェリエイトで収益を上げているため、MVNOから広告費をいただいていることがありますので、その点はご理解ください。)[/aside]

 

資料

 

IIJ 10年通期売上等

IIJ 10年通期売上等(出典:GMOクリック証券)

 

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